【経営】「ザ・ラストマン」 日立グループのV字回復に導いた「やり抜く力」 日立製作所元会長 川村隆氏

こんばんわ、読書くんです。今日はもはやドラマか!っていうような再建物語の一冊。

 

 

 

【退路を断つ】
7000億円を超える赤字を計上した日立グループのラストマン「最終意思決定権者」として、見事グループを黒字転換のV字回復に導いた日立製作所元会長の川村氏の実体験を通して、リーダーとして執拗な心構えと意思決定の手順に関して書かれた一冊。

6つのチャプターに分かれて形成
・大事なときに「何と決めるか」「どう決めるか」→リーダーに求められていること
・「きちんと稼ぐ」ための思考習慣→「独りよがり」にならないための考え方
・意思決定から実行までの「シンプルな手順」→自信を持ってビジネスをするための考え方
・いつも前向きに「自分を磨く」人→自分をどう鍛え、部下をどう鍛えるか
・「慎重に楽観して」行動する9ヶ条→成果を丁寧に出すための羅針盤について
・私たち日本人に必要な「意識」とは何か→グローバル感覚とダイバーシティについて

とりわけ実例を引用して繰り返し語られたのは、リーダーとして最も大切なことは「意思決定をし、実行する」という当たり前の行動ということ。

これを要素分解をすると、①現状を分析し②そこから未来を予測し③戦略を描き④説明責任を果たし、⑤断固、実行する、ということ。

リーダーとして「自分が配下のみんなを食べさせる」という意識、「意思決定者は絞る」、「迷っても結論は出ず、15分で結論を出せ」「情より理をとれ」
「部下の指導に持ち時間の2割を割け」などが、今後意思決定をしていく立場として意識したい根底の部分であり、すぐに実行に移すことの出来る部分として上げられました。

川村氏は就任後すぐに、意思決定を行う代表を数人にまとめ、会社の生死はこの数人にかかっているという意識で経営に取り組んでいたとのこと。さらにはその仕組を現在東京電力の代表に就任した今も導入し取り組んでいます。何歳になっても、どの組織に属そうが、経営者としてラストマンの意識を持ち続ける川村氏。経営者とはこうあるべきという理想像を理解できる良書、ぜひ一読を!
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