【ビジネス全般】大学のウソ 偏差値60以上の大学はいらない 山内太地

こんばんわ、読書くんです。年をとるにつれて教育への関心が高まっていく今、大学について書かれた一冊をご紹介。

 

大学のウソ  偏差値60以上の大学はいらない (角川oneテーマ21)
 

 

【日本の大学の実情】
本書は(自称)大学研究家の山内氏の一冊。まあ自称なので、そこまで権威ではないぶん、割りと好き勝手言える一冊として読み応えはあるかなと笑

まずは世界的な教育の現状について軽く触れています。山内氏いわく、すでに高等教育の世界間競争が始まっていると。ここはみなさんすっと腹落ちすると思いますが、今や結構安易かつ便利に国家間の移動が可能となりました。その結果、世界中の高校生が世界中の大学にいけるようになったのです。

アジアやアフリカの貧しい国の優秀な高校生が奨学金をもらって ハーバード大学に行くようになったのも良い事例でしょう。アメリカの大学に入るには、TOEFLiBTで最低でも61点。 上位校であれば80点。ハーバードなどであれば100点以上。 ちなみにベネッセの調査によると日本の高校生平均は25点と、本当に絶望的な点数になっています。。。

・時代が変化している
親の時代と今の時代で大きく変わった4点あると山内氏は言っています。
右肩上がりの経済成長→日本は低迷、新興国が発展
誰でも正社員になれる→良い人材だけが正社員
丸腰でも戦えた→武器がないと無理
モノづくり中心→サービス業中心 現在新卒の7割が就く職業はサービス業。

例えば今でも残っている傾向として、 「銀行へ入れば偉い」「メーカーの文系の事務なら偉い」「公務員になれ」というモノがあると思います。これは大変に古い考えではあるのですが、とはいえ例えば新卒からIT系を希望する学生は本当に一握りなのが日本の現状です。 これは日本の大学側が未だに社会に出る前のモラトリアムの役割しか果たしておらず、社会にでるための準備を実質的には何もできていない証拠なのかなと。。。

・東大は90分授業、イェール大は50分授業
また日本の大学と海外の大学の違いについても触れています。日本の大学のトップといえば言わずもがな東大。事業はすべて90分で行われていますが、海外の名門イェール大学は50分の授業が行われています。理由は簡単で、50分以上集中力が続かないから。またイェール大学では 1科目が週に3回ある。これは週に1回よりも定着するからという理由。結果的に4年間で36科目取れば良いという方向にすることで、一科目にのめり込める耐性を作っているというのです。 東大は、半期に16科目もあり、これは浅く広く詰め込みすぎ。だから薄く広い秀才しか生まれないのだろうと。

冒頭述べたように言いたい放題言える立場だからこそ、ちょっと論点が見えづらい本ではありましたが、それでも様々ななるほど情報があって役立つ一冊。
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ではではー