【ビジネス全般】京都の企業はなぜ独創的で業績がいいのか 堀場 厚

こんばんわ、読書くんです。今回は京都の企業に焦点をあてた一冊。

 

京都の企業はなぜ独創的で業績がいいのか

京都の企業はなぜ独創的で業績がいいのか

 

 

【弱いからこそ強くなる】
著者の堀場氏は日本の実業家、京都に本社を置く株式会社堀場製作所創業者です。そんな会社名聞いたことない、、、って方がいるかもしれませんが、実はエンジン計測器で世界市場8割占有する超々優良企業。そんな会社を作りあげた凄腕創業者のお話です。

京都はそもそもが狭いマーケット。企業が経営をしていくには非常に弱い。。。しかもデフレ、円高により製造業の経営環境が悪化しているという苦境。。。しかし、このような状況にあっても、京都の企業は高収益を生み出すことに成功していると。

堀場氏いわく、京都の企業が高収益を上げられるのは、独創的な製品を持ち、各々の市場で優位を保っているからであると言っています。 なぜなら、京都企業には業種が違っても、以下の共通した特色があると。
①自らのビジネスにおいては独創性を重視する  
なぜ独創性を重視するのか。その理由は、他都市と比べ、京都の企業環境が厳しいため。京都は市場規模が小さく、また四方を山に囲まれているため土地が限られており、大工場を作ることができないんですね。そのため、京都では小さな工場で多品種少量生産を行って付加価値の高い製品を生み出さねばならない。これが不幸中の幸いとして、京都では企業が独自性を打ち出し、企業間の棲み分けを行ってきた経緯なんです。こうした特性があったから、箱庭的な京都でも、多くの分野でユニークな企業が存在したといいます。

そして、箱庭的環境を支えているのが、業種を横断した横のネットワークである。京都には、あらゆる分野の職人による異業種交流の歴史があり、経営者たちは話を聞きたいといえば、すぐに会える環境がある。これは企業だけではなく、一般の方にも根付いた文化だなと思うのが、外様が京都には住み着きづらいとよくいいますよね。内輪感がやばくて、中々なじまないんです。これが強さでも有り、ゆくゆく弱さにもならないのかなーというのは不安要素の一つでもあると考えています(外を受け入れず、イノベーションが生まれづらい、てきな)。

②昔から一流の職人を大事にし、付加価値の源泉が職人に存在する  
箱庭的な考えもあり、人材も限られていることもあるのか、付加価値の源泉は職人、その人の中にこそ存在すると考える傾向にあります。優れた料理人がいれば、必ずいい食材が入るという考えは、生産者側も本物を知っている料理人に食材を提供したいと考えると。つまり、お店の付加価値の源泉は、職人を中心とした人的ネットワークにあるんですね。

③自助独立の考え方と、皆で1つの方向に向かっていく精神が重視される
先程の内輪感にも関連するんですが、京都は土地が無く大工場が作れなかったため、分業制が発達し、部品の製作工程が、そのまま職人集団の単位になったと言われています。職人集団は、やがて優れた技術を持つ自立的な個人の集団をなしていきました。人間のきめ細かな技でないと生み出せない製品は昔ながらの方法で製作し、標準品では工業化を進めて効率的に生産を行っているんです。

このように逆境から生み出される産物は本当に多いですよね。人間含め生物が追い込まれたほど真価を発揮するというやつです。国土が狭い日本だからこそ、京都企業を良い位置例として学んでいくべきだなと。ぜひ手にとって見ていただきたい一冊。
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