【ビジネス全般】「当たり前」の戦略思考 夏野剛

こんばんわ、読書くんです。今回はネットの影の立役者、夏野氏の一冊。

 

「当たり前」の戦略思考

「当たり前」の戦略思考

 

 

【スキームを理解する】
iモード」はみなさんご存じですかね?おそらく20代半ばから上くらいじゃないと知らないかもですが、当時の携帯業界では革新的なサービスでした。固くいうと「キャリアメール(iモードメール)の送受信やウェブページ閲覧などができる世界初の携帯電話IP接続サービス」、柔らかくいうと携帯でサイトとか動画が見れるようになった最初のサービスです。それの仕掛け人が夏野氏です、すごいでしょ?笑 そんなかれの戦略思考を書いたのが本書です。

【ITサービスのビジネススキーム考察】
ITサービスにはスキームがあります。例えばみなさんの生活を便利にしているEC。日本だと多くがアマゾンか楽天を使ってますかね。若い人はアマゾンが多いか。その二社ってかなり競合感ありますが、ビジネススキームで言うとAmazon vs 楽天という対立構造は存在しないと夏野氏は言っています。

両者はコンシューマーサイドから見ると同じEコマースだが、ビジネスモデルが全く異なるからです。 同業界=同じビジネスモデルという安易な考え方をするとド競合でしょ!?と思いますが、どうやって収益を上げているのかというビジネスモデルを正しく理解できれば腹落ちします。

アマゾンは全世界での売上高に重きを置いているが、楽天は全世界でのユーザー数の確保に重きを置いています。これは両者のビジネスモデルが異なることの証明ですね。アマゾンの1クリック購入などの仕組みも売上を上げるための仕掛けですが、楽天のような市場型のECサイトは世界でも実はめずらしく、まだまだ展開の余地があるんです。

・崩壊の危機に瀕す日の丸家電メーカー
ビジネスモデルがもう崩壊している代表としては、日本の家電メーカーですね。

もうアンブレラ経営は終焉するでしょう。企業という大きな傘に多くの製品ラインが存在する経営はもう成り立たないんです。例えば炊飯器一つをとっても、数十のメーカーの商品が小売店に並んでいます。炊飯器という一家に一台以上のニーズを生めない(可能性が高い)ニッチ商材に対して多くの企業が参入する社会的な損失は大きいです。

一企業単位で見ると、赤字にならなければ良い、というもはやぶら下がり精神の塊のような精神状態に有り、間違いなくそのような環境下でイノベーティブな仕事は生まれません(傘経営=アンブレラ経営)。 もはやレジェンドれべるに強いGEの様に、上位2に入れない事業からは撤退するという厳格なルールを書く日本企業も持ってみても良いかもしれないです。日本の家電メーカーの社員は残念ながら井の中の蛙状態。もっと大局観をもってビジネススキームを見直し、世界で戦える企業形態を作っていかなきゃですね。ぜひ一読いただきたい一冊、手にとってみてください!
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ではではー