【マーケティング】知られざる競争優位 ネスレはなぜCSVに挑戦するのか フリードヘルム・シュヴァルツ

こんばんわ、読書くんです。今回はグローバル企業、ネスレさんについての一冊。

 

知られざる競争優位―――ネスレはなぜCSVに挑戦するのか

知られざる競争優位―――ネスレはなぜCSVに挑戦するのか

 

 

【共通価値の創造】
ネスレさんといえば、言わずとしれたグローバル企業。ネスカフェアンバサダーがお勤め先にある方も珍しくないのでは。IT業界で流行っているサブスクリプションモデルを独自に開発し、推進している革新者ぶりです。そのネスレさんが革新を続けるために、取り組んでいるCSVについて書いています。

■「共通価値の創造」Creating Shared Value = CSV
ネスレ社はそもそもCSVをより明確にした世界初の企業であり、マイケル・ポーター氏とマーク・クラマー氏らの協力のもと、2007年には「CSV報告書」を発行しています。(教授らの論文は2011年)

CSVに本気で挑戦する彼らの哲学の一部を抜粋します。結局は自由を行使し、信頼を築き、責任を取る事ができるのは、組織ではなく個人であると。だからこそネスレマネジメント及びリーダーシップの基本原則をかっちり決めて浸透させています。

ネスレマネジメント及びリーダーシップの基本原則
・勇気、度胸、プレッシャーの中でも平常心を保てる能力
・学習能力、新しいアイデアに対するセンス、共感能力
・コミュニケーション能力、社員をやる気にさせ後押しする能力
・革新的な社風を創りだす能力 ・水平思考 ・信用できること、言行が一致していること ・変化を受け入れ、方向転換ができる柔軟性
・国際経験と異文化を理解する能力
・幅広い物事に興味があること
・一般教養があること
・責任ある行動を取り、身なりがきちんとしていること、健康であること

そして企業の持続的繁栄のもう1つの重要な礎は、その商品、ブランド、サービスが常に顧客にとって意味のあるものである事。 ネスレが目指しているのは、未来の世代がネスレの提供する商品に革新性と親しみやすさの両方を感じてくれる事なんですね。

なぜなら食品のほとんどは消費者の感情や文化的な価値観と深く結びついている。だからネスレの使命は、文化的な価値観やイメージを外国に輸出する事ではなく、各市場にその文化に合った製品を提供する事 。食品ビジネスは非常にローカルな性質を持っているため、現地の状況に適したものである事が重要です。

それを主導していくネスレ、およびネスレを形成する各人の視座を最大限引き上げる仕組みを作ること。ネスレの本気は日本企業とは比べもんにならんですねー・・・
是非手にとってみて欲しい一冊。
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ではではー