【ビジネス全体】宗教はなぜ必要なのか 島田裕巳

こんばんわ、読書くんです。今回は世の中を語る上で避けては通れない宗教についての一冊。

 

宗教はなぜ必要なのか (知のトレッキング叢書)

宗教はなぜ必要なのか (知のトレッキング叢書)

 

 

【日本と世界の宗教】
著者は宗教学者の島田氏。

島田氏はまず宗教が必要な理由について説明しています。宗教を必要とするのは、何らかの信仰があらわれる場面です。そして信仰が現れるときは、何かしらの儀式が発生します。例えば、人を弔うという行為は人間独特のもので、動物には存在しない概念です。

例えば古墳から埴輪が見つかっているが、当時の人々が信仰していたような神を象徴したものはありません。それゆえ、この頃ははっきりとした宗教観はなかったと言われています。

【仏教について】
日本で一番有名な宗教といえば、仏教ですよね。仏教が日本に伝来した時期には2つ節があって、538年説と552年説が存在しています。

奈良の平城京に都が移された頃、神話をまとめた書物として古事記が編纂されました。イザナギノミコトとイザナミノミコトの神が大地をかき混ぜると島ができ、これが日本の国土の始まりと言われています。ただ、古事記には仏教の影響は見られず、あくまで日本土着の神話です。

仏教は死後の世界について、浄土という観念があります。聖徳太子法隆寺の壁画からも、この頃はまだ古事記に記された黄泉の国に赴くという土着の信仰がメインであった事が分かります。奈良時代になると、仏教の信仰が強くなり、仏教による鎮護国家が期待されました。この辺りで少しずつ、死と仏教が結びつく傾向が見られ始めたのです。但し、明確な浸透は浄土教の確立の後ですね。

往生とは、元々は悟りを開いて仏になる事を意味しており、そこに仏教の本来の目的があります。釈迦が出家したのも、あくまで悟りを開く為です。

さまざまな修行の結果、釈迦は二度と輪廻しない涅槃となりました。インドの人々が考える輪廻は、次に何になるか分からない不安がある為、根本的な苦と捉えられています。仏教の目的も、輪廻から逃れ、二度と生まれ変わらない事にあります。

しかし日本では、中国の影響もあり、より良く生まれ変わる事を往生の目的としました。この後、念仏信仰が広がっていき、仏教と死が密接な関わりを持つようになります。

ちょっと前置きが長くなりましたが、宗教が必要な第一の理由は、死を意味づけ、無意味なものにしないという事にあります。

キリスト教では、イエスが再臨し、天に召して永遠の生命を与える者と地獄に落ちる者を選別するとされています。また裁きは個別ではなく、最後の審判の時に人類全体を一挙に裁くのが特徴です。イスラム教では、人間の生死は絶対的な神により定められます。

なので「死」について考える時に「神」に祈るのは、宗教的な考えともいえますね。日本人はいざなれば神に祈るのに、宗教は信仰していないと言い張る不思議な民族です(笑い)。世界で活躍したいほど宗教についてもっと学ぶほうがいいと思います。ということで試しに手にとってみてください笑
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