【哲学】いま世界の哲学者が考えていること 岡本裕一朗

こんにちは、読書くんです。今回は読書くんの大好きな哲学についての一冊。

 

いま世界の哲学者が考えていること

いま世界の哲学者が考えていること

 

 

【哲学が人生論と誤解されている】

著者は玉川大学教授で哲学・倫理を専攻としている岡本氏。世界の哲学者について記した一冊。


哲学の学会で、発表のタイトルはたいてい「◯◯(哲学者)における◯◯」というもの。哲学の研究は、歴史上の偉大な人物の考えを紹介したり、解釈したりすることだとみなされていると。ふむふむ。

 

大学院の哲学科に入ると、まずは誰を研究するかを決める。そして自分の生きている時代を捉えるために、哲学者は現在へと至る歴史を問い直し、そこからどのような未来が到来するか展望することがミッションであると。

 

哲学は1960年代頃まで、3つに分類されていた。
①マルクス主義。…ドイツ。マルクスとエンゲルスによって展開された思想をベースとして確立された社会主義思想。
②実存主義。…フランス。後に現象学、構造主義となり、ポスト構造主義が生まれる。
③分析哲学。…イギリス、アメリカ。記号論理、概念分析、数学や自然科学の哲学などをテーマとする事が多い。


実存主義は衝撃的でしたよね。。。(あ、哲学好きな人が読んでいることを前提で話しています笑)。サルトルの著書はどれも革命的。途中まで読んでいると少し絶望的になりますが、最後まで読んでいけばむしろ生きる力が湧いてきます。我思うゆえに我あり、じゃないんだよなあ。


そんな中、20世紀の後半、2つの技術的変化がありました。それが「バイオテクノロジー革命」と「IT革命」です。ここで哲学はまた2つの壁にぶち当たります。それが「クローン」と「格差」です。バイオテクノロジーで初めて羊のクローンが誕生しました。人間が命を作り出すということがあっていいのか。またITによって富むものはますます富み、貧しいものはますます貧しくなっていきました。

トマ・ピケティの21世紀の資本で、現代の資本主義における格差が示されたのも記憶に新しい。本当に格差は悪いのか?格差ではなく、貧困が課題では。

哲学はただ生きることへの問いではなく、より良く生きるために主軸となる思想を自ら選び考え、そして未来への一歩とすることなのかなあと。まあ物思いにふけりたい方はぜひ本書を手にとって見てくれると嬉しいです笑

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ではではー