【マネジメント】27歳からのMBA グロービス流リーダー基礎力10 グロービス経営大学院

こんばんわ、読書くんです。今回は日本の社会人教育を牽引する企業の一冊。

 

27歳からのMBA グロービス流リーダー基礎力10

27歳からのMBA グロービス流リーダー基礎力10

  • 作者: グロービス経営大学院,田久保善彦,荒木博行,金澤英明,村尾佳子
  • 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
  • 発売日: 2015/11/06
  • メディア: 単行本
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【スペシャリストでもありゼネラリストでもある存在】
本書はリーダーが持つべきちからについて書いています。幾千人ものMBA取得者を輩出してきたグロービス。N数がきっちり確保できた上での分析は心強いですね。

 

・取り巻く環境を理解する力
リーダーは環境分析に対する危機意識を持つ必要があります。実際、私たちの大多数は「環境変化」について明確な意見を持っていません。将来を見据えた事業戦略を考えることは難しく、だからこそ各社経営企画なるポジションを置いて、その戦略を作り込んでいるわけです。リーダーたるものは、そのちからを当たりまえに備えていなければなりません。

 

求められるフレームワークとしては3C分析でしょう。3Cは取り巻く環境をシンプルに押さえるフレームワークです。3Cは「ビジネスを考える際に、自社を取り巻く主要項目をシンプルに押さえられる」ことが特徴です。

 

3C 市場・顧客(Customer)/競合(Competitor)/自社(Company)

 

Customer分析は「マクロ」と「ミクロ」の両面の視点を忘れないようにしましょう。視野が狭くなっても、俯瞰しすぎて大枠だけぼんやりとらえてもダメってことですね。
「市場」とは、高い(マクロな)視点から全体の規模や成長率などを押さえることです。「顧客」とは、低い(ミクロな)視点による個々の一人ひとり、一社一社を理解すること。つまり、それぞれのお客さんがどのようなニーズを抱えて、その中で大事なニーズは何なのか、ということを具体的に考えていくことができるようになります。

 

団塊世代の引退によって市場規模がX%に成長という議題があるとしましょう。
これはマクロな視点で見たことになるがミクロな視点では見ていませんよね。具体的な個人個人に焦点を当てて考える、というミクロな視点も持つことが大事です。


・いったい競合は誰なのか?を考え抜く
3C分析で「競合の定義」をしっかり考えることができます。分析すべき競合は、自分たちがどういう顧客にどういう価値提供をしたいのか、という定義次第で大きく異なるのです。例えば、スターバックスの競合はどこだと思いますか?タリーズ、エクセルシオール??まあ単純に考えるとこういったカフェのみが競合だと思いますよね。

でも飲食業ひいてはサービス業という業界で戦っているのだ、と考えるとマクドナルドやセブンイレブン、ホテルのラウンジ、ハーゲンダッツなどなども競合になってしまいます。プレイヤーのどこまでが競合になるのかということは、その人がどういう視点でビジネスを描いているのか、ということになります。

 

・会計から企業を理解する力
会社という形のないものを理解する上で、「ヒトに対する感情理解」、「モノにまつわるビジネスの仕組みの理解」、「カネの流れの理解」を深めることができて、ようやくスタートラインに立つことができます。大切なことは、日々の行動が最終的な結果として財務諸表にどんな形で表れてくるのか、ということをざっくりと押さえることです。

 

リーダーたるもの数値と向き合うことは逃れられません。その視座が上がれば上がるほどリーダーとしての実力もつき、自然と責任も大きくなりまる。どこまでが自分が影響する範囲なのかを考えた時に、常に今の役職の2つ上の役職くらいの目線から考えることができる人材が、本当のリーダーになっていくのだろうなあと。

 

非常に明快でわかりやすくリーダー基礎力を説明した一冊です。これからリーダーになる方も、すでにリーダーの方も、是非一度手にとってみてください!ではでは!!