【自伝系】貧困のない世界を創る ムハマド・ユヌス

こんばんわ、読書くんです。今回は世界的にも画期的なビジネスモデルを実現させた偉人についての一冊。

 

貧困のない世界を創る

貧困のない世界を創る

 

 

【前提や前例を疑う心を養う】
本書は世界で初めて(と言っても過言ではない)ソーシャルビジネスを大規模に成功させたムハマド・ユヌス氏が記した一冊。

 

ソーシャル・ビジネスとは「自然環境、貧困、高齢化社会、子育て支援などといったさまざまな社会的課題を市場としてとらえ、持続可能な経済活動を通して問題解決に取り組む事業のこと」。ソーシャル・ビジネスの利益は全て活動の拡大にあてられ、株主は自分が投資した資金以上の配当は受け取らないことが特徴です。

 

ムハマド氏はこの仕組を「バングラデシュ」×「銀行」で成功させているのです。これが「グラミン銀行」です。両方とも半端なくハードル高いwwwこれをどう実現してきたのかを語っています。

 

・グラミン銀行とは
グラミン銀行は、既存の銀行業とは全く違うやり方を取っています。みなさん簡単に想像つくと思うんですが、銀行って契約に次ぐ契約じゃないですかwでもグラミン銀行は、担保や信用履歴、法的な文書が不要としました。これは既存の銀行形態だと完全にありえないことです。なぜならお金に困っている人に貸す=返済を誓わせなければならない=契約に次ぐ契約、になっているからです。そのため既存の銀行では貧困層の方々がお金を借りることが全くできませんでした。これをユヌス氏は完全にひっくり返したんですね。

 

そして2つめのポイントは「マイクロクレジット」。これは貧困状態にあり融資可能でない(商業銀行からの融資を受けられない)人々を対象とする非常に少額の融資(ローン、クレジット)です。バングラデシュで深刻だったのは貧困なのに女性が働きに出る習慣がなかったこと。これはイスラム教がメインのバングラデシュならではの課題でした。ただ本当は誰もが貧困から抜け出したい、そのために女性は働きたいという強い希望がありました。ただ働くと行ってもイスラムなので外部で雇ってもらうというよりは、内職をする形。内職をするには先行投資(例えばミシン機械とか、農業とか)が必要。これは少額でいいのですが、誰もお金を出してくれない、ここにマイクロクレジットが大きな助けとなりました。

 

ただ、やってみなきゃわからない感はあるものの、誰もが懸念していたのが「返済率」について。貧困層お金返さない&返せない問題ですね。そして契約を厳しく取り交わしてないので、返済されないときに取り立てができない。。。蓋を開けてみると、700万人の貧しい人たちに総額60億ドルのローンを行いました。そしてそして、返済率はなんと脅威の98.6%。。。!!!!!!!もはや既存の銀行をはるかに上回る仕組みwww

 

もちろんここに至るまでに様々な泥臭いエピソードがあるので、ぜひ手にとって読んでみてほしい!ユヌス氏は自身が儲けるわけではなく、それでもバングラデシュの方々の暮らしを豊かにしたビジネスモデルを生み出した偉大さよ。。。より社会に、世界に興味をもつべきだなーと改めて思いました。ではではー