【思考法】モチベーション3.0 ダニエル・ピンク

こんばんわ、読書くんです。今回はちょっと前に紹介したダニエル氏の一冊。

 

モチベーション3.0 持続する「やる気!」をいかに引き出すか (講談社+α文庫)

モチベーション3.0 持続する「やる気!」をいかに引き出すか (講談社+α文庫)

 

 

【人間はなぜ生きるのか、的な】
著者いわく、コンピューター同様、社会にも人を動かすためのOSがあるといいます。
 モチベーション1.0:生存を目的とする人類最初のOS
 モチベーション2.0:アメとムチ=信賞必罰に基づく、与えられた動機づけによるOS
 モチベーション3.0:自分の内面から湧き出る「やる気」に基づくOS

 

まず、生き残るという生理的動因によるOSをモチベーション1.0と呼びます。ただし、人は複雑な社会を築くに至って、単なる生理的動因だけでは対処できなくなっていきました。そこで人を動機付ける二番目のもの、報酬を求める一方、罰を避けたいという動機付けモチベーション2.0が生まれたのです。

 

モチベーション2.0を基盤とした管理手法は、労働者を機械部品のように扱い、優秀な者には見返りを与え、成績の良くない者には罰を与えるものでした。字面にすると相当ヒドイですが(笑)、このOSは産業革命以後、非常に役に立ってきました。単純労働に対しては、モチベーション2.0は非常に有効だったのです。

 

アウトソーシングが進み、コンピューターが人間の変わりにルーチンワークをこなす時代になり、仕事には芸術的で、感情移入が必要な非ルーチンワークが増えました。ここで、モチベーションは極めて重要な問題となっていくのです。つまり自分の内面から湧き出る「やる気」、モチベーション3.0が必要な時代がやってきたのです。

 

・モチベーション3.0の要素
では具体的にモチベーション3.0とは何なのか、ということでその要素が以下です。
①自律性
 人間の性質は根本的に自律的(自己決定)であるため、これを呼び起こす必要がある。
 自律性は、個人のパフォーマンスや姿勢に強い影響を与える。
 課題や時間、方法、チームを確実に任せることが目的に至る早道である。
②マスタリー(熟達)
 マスタリーとは、何か価値あることを上達させたいという欲求である。
 モチベーション3.0では「積極的な関与」を求める。
 それだけが物事に熟達することを可能にする。
 マスタリーは心の持ち方次第である。
 能力は固定的ではなく、無限に向上が可能だと理解し、意図的な訓練と努力によって身につけるものである。
③目的
 人間は本質的に人生の意義や目的を探すものである。
 自分以外の人、もの、社会などの利益に貢献する永続的な目的を求める。

 

高い成果を上げる秘訣は、人の生理的欲求や、信賞必罰による動機づけではなく、第三の動機づけ、「自らの人生を管理したい」「自分の能力を広げて伸ばしたい」「目的を持って人生を送りたい」という人間の根源的欲求にある、と科学で証明されているそうです。

 

モチベーションの源泉は時代によって大きく変化しているんだろうなあと。物質的に満たされつつある現代では、「やり甲斐」「生きがい」的なことを重視する人が増えてきました。じゃあこれさえ十分に満たされた先には、何が待っているのか。。。好奇心は止まらないですねw人間とは、について改めて考えさせてくれる一冊。ぜひ手にとってみくださいな!ではではー