【ビジネス全般】平戸市はなぜ、ふるさと納税で日本一になれたのか? 黒田 成彦

こんばんわ、読書くんです。今回はやらなきゃ損!な素敵?制度、ふるさと納税に関わる一冊。

 

平戸市はなぜ、ふるさと納税で日本一になれたのか?

平戸市はなぜ、ふるさと納税で日本一になれたのか?

 

 

【商売に官も民も関係ない】
著者は平戸市長の黒田氏。半分PR的な本ですね。

平戸市は他の自治体とは違い、かつて国策である石炭ブームに沸いた炭鉱が閉山に追い込まれたとか、企業城下町だったのに企業が撤退したなど、明確な人口減少の原因がなく、自然減といわれる範疇で抜本的な解決策も見いだせないまま今日に至っていると言います。人口は2000年に10万にいたものが、2015年には3万3500人まで減少。毎年約300人が減少しているといいます。

 

人口が減る中で市として税収をもっと集めたい!というところに渡りに船だったのが「ふるさと納税」。しかし特に特徴も特産もなかった平戸市の税収はもちろん奮いません。そこで、従来待ちの姿勢だったふるさと納税制度をポイント制を導入しゲーム性のある楽しいシステムに変更。平戸産へのこだわりを徹底し、高値での販売戦略に変更しました。

 

また定時定量供給でなければ成立しない商品ブランド戦略から季節ごとに少量多品目を提供する地域ブランド戦略へ転換。お礼の品という一回きりのお付き合いからポイントの永年繰り越し可能で価値の継続、貯める楽しみを演出し、絆づくりを行ったと言います。

 

少量を組み合わせたバラエティ溢れるパッケージで消費者のニーズに応えていき、返礼品に選ばれないと思われていた高額な商品がポイントの永年繰り越し制度によって選択可能になりました。生産能力や季節的な制約によって数量が限定される商品は会員限定特典として品切れを起こさないような仕組みに変更するなど、非常に戦略的にふるさと納税制度を使い始めたんですね。

 

すごい面白いなあと思ったのは、結局官民問わず「選ばれる」ということに対しての戦略・戦術は同じになるということ。競合を分析し、USPを見極め、戦術に落とし込んで一気にブーストする。官である市が本気を出せば出来ない理由はないんだなあと。将来的に社会的に影響の大きい事業に携わりたい方やすでに関わっている方は一読おすすめする本でございます。ぜひ!!ではではー