【組織】『最高のチーム』の作り方 北海道日本ハム監督 栗山英樹

こんばんわ、読書くんです。今回は青学原監督ぶりの、スポーツ監督が書いた一冊。

 

「最高のチーム」の作り方

「最高のチーム」の作り方

 

 

【個と向き合い続ける力】
本書は、栗山監督の視点で、北海道日本ハム2016年の1年間を回顧したものです。その年、日本ハムはソフトバンクに11.5ゲーム差離されたところから逆転しました。土壇場も土壇場からヒックリ返すことのできたチーム力とは。

 

「11.5ゲーム差からソフトバンクをギリギリで捲りパリーグ王者となった。メディアは奇跡の大逆転と報じたが、「なぜこんなに離されてしまったか」を第一に考えなくてはならない。」ともそもそもの話を栗山氏は言います。

 

成功を成功としてのみ引張り続けるのではなく、その中からも次の改善点を探し続けることができることは、栗山氏の強さや習慣力なのだろうなと。

 

「かつて3年連続で日本一を成し遂げた西鉄ライオンズは個性的な選手たちが集まっていたので「野武士軍団」と呼ばれた。それを率いていたのが三原脩氏で、個性はチームを率いる心得を以下のように述べている。

「いろんな考えを持った野武士のような野球選手たちが、一つの考えにまとまるなんてありえない。ただ、一つの方向に行こうとは言える」。虎を無理やりまとめようとするのではなく、一つの方向さえしめせば黙っていても力を発揮してくれる」

 

大ベクトルを合わせつつも、個々は最も成果を発揮できる環境を整えてあげる。これは本当に企業経営と同じですねー。スポーツでは「優勝」というわかりやすい大ベクトルがあるので、これはこれでやりやすそうだなと。ただ一つ違うのは、全員が高校・大学までトップオブトップとして育ってきた、ピカピカ層であるということ。さすがにどんなすごい会社でもこれはないだろうなと笑。スポーツと企業の違いを分ける、実は大事な事実の一つだと思います。


「超一流のポテンシャルを持った男に、本当に超一流ん選手になってもらうためには、決してこのままにしてはいけない。2014年に盗塁王を獲得、2015年も良いペースで盗塁を重ねていたが途中でファーム行きを告げた。タイトルは取らせてやりたいが、そのためにプレーをさせていては大切なものを見失ってしまう。ギリギリのところで西川本人が自分自身で気づいた。粘りの感じられない三振が極端に減ったのも、価値観の変化。ポテンシャルを持った人間こそ、人としての考え方をとことん問い続けるべき」

 

才能が飛び抜けた人と向き合うのはマネジメントをする上で本当にしんどいwそこに向き合うこともマネジャーの仕事。良くも悪くも特別扱いすることも大事なんだろうなと実感する文章。

 

「・人を守るためには、人に尽くさなくてはならない
 ・選手にとって一番いいことだけを考えた
 ・その結果選手が輝きチームが前に進むことができた」

 

個と徹底的に向き合いながらも、チームとしての成果最大化にも向き合い続ける。当たり前だけど当たり前にできないことを、コツコツとやるタイプの人だろうなと。途中で個人的に出てきた疑問「トップオブトップだけしかいない組織のマネジメント」については将来的に研究して本に出してみたい、、、など知的好奇心も湧いてくる本でしたwみなさんもぜひ一読を。ではではー