【マネジメント】稼ぐ会社の「課長心得12カ条」 森田 直行

こんばんわ、読書くんです。今回はマネジメント層で奮闘する方々にオススメの一冊。

 

稼ぐ会社の「課長心得12カ条」

稼ぐ会社の「課長心得12カ条」

 

 

【課長、それは経営者の卵】
著者は京セラ元副社長の森田氏。2010年、経営破綻したJALグループの再建に参画、副社長として稲盛和夫京セラ名誉会長とともに部門別採算制度の導入による経営改革を実行、再建に貢献したことでも知られています。

 

著者いわく、課長とは「現場のリーダー」であると同時に経営者であると。課長とは、現場の仕事の成果、現場で起きる事のすべてに対して責任を負う立場。

ここは課長が「中間管理職」と思っている人には理解が難しいと思います。課長という職種は中間管理職に間違いはないのですが、チーム全体を見ながらメンバーとしても活躍する可能性のある、つまりオールラウンダープレイヤー。ミニ社長みたいなものです。ここの経験が将来より上に行く時に確実に活きていく。だから経営者予備軍とも呼ばれるポジションなのです。

 

課長の役割は
「まず、部下がいきいきと働ける職場を作り、部下に夢や明確な目標を与える事で組織をまとめ、メンバーが一丸となって目標を達成できるよう導く事」

著者いわく、課長に必要かつ欠けてしまいがちな資質があるといいます。それが
「起業家精神」「リーダーシップ」「向上心」の3つ。
これは誰でも身に付け、磨き上げていける後天的な能力で、この3つの資質は企業の課長に普遍的に求められるものだといいます。

 

より細かく見ていくとどんなスキルが必要になるのでしょうか。

「①部と課の成長発展を常に考える
視野を広く持つ。課長の最大の使命は、自分が会社から預かっている課を成長発展させること。ここに「起業家精神」が必要になるということです。部長に言われた事を、ただ部下に伝えるだけの課長では、存在意義はありません。」

①として紹介されているだけあって、最もハードルが高い点でしょうね。読書くんもよくいわれていたのが「自分で決めれるか決めれないか、ここが課長と部長を分けるところ」と耳タコで言われていました。何十人もの人を巻き込む戦略を描き、実行すると決められるか。これは本当に難しいことです。

 

「③自分の思いや夢を部下にハッキリと伝える
説得力・表現力の向上。リーダーとして注意すべきは、常に明るく前向きな言葉を使うこと。結果として「できる」か「できない」かがわからない状況であっても、「不可能」と結論づけるのではなく「可能性」を意識づける言葉を使う。」

ここも意識がガラッと変わる点ではないでしょうか。課長くらいになると、もはや部下からは「会社の人」というレベルに意識が変わってしまいます。だからこそ自分個人としての思いを常に伝え続けないと、人としての信頼を思わぬことで失ってしまいがちです。

 

「⑤何が正しいかを判断基準とする
なぜその判断を下したのかを論理的に説明できる。課長の判断とは「私はこう思う」という自分なりの信念を確立し、その信念に基づいて行うものである。人間としての原理原則に基づく判断基準を身に付け、そこに論理的な説得力が加われば、現場で使える判断力となる。」

①、③と通じるところがありますね。信念を決めて、伝えきれるかどうか。ここは割と正念場です。

 

「⑥チームの力を最大限にする
ベクトルを合わせる。メンバーの心は日々変化する。移ろいやすい心の集まりが「課」というチームの姿であり、課長にはこのメンバー全員のベクトルを合わせる努力が求められる。ベクトルを揃えるために必要なのは、熱意と共感である。」

ベクトルを合わせるというのは、良い表現ですね。細部の細部まで合わせる必要はないのです。方向だけ同じなら、それだけでチームは十分力を発揮します。マネジメント層になって改めて実感するのは、みんなこんなにも考えがバラバラなのか、、、ということ。ベクトルを合わせるというのは、個々の気持ちに寄り添うということ。本当に中間管理職というのは気を使うポジションですw

これから課長になる方も、現在課長として苦しんでいる方も、ぜひ一読を。ではではー