【一般教養】最速で身につく世界史 角田陽一郎

こんばんわ、読書くんです。今回は久方ぶりの一般教養に関する一冊。

 

「24のキーワード」でまるわかり!  最速で身につく世界史

「24のキーワード」でまるわかり! 最速で身につく世界史

 

 

【大局を知れば流れがわかる】
著者はテレビプロデューサー、脚本家、演出家、映画監督という多彩な顔を持つ角田氏。

ホモ・サピエンスは約20万年前から存在したと言われています。ミトコンドリアDNAを扱った生物学研究論文に書かれており、ミトコンドリア・イブと呼ばれる1人の女性が、約20万年前に東アフリカで誕生したのが始まりでした。

そして約6万年前、そこから世界各地に広がっていきました。人類は皆共通の祖先から始まっている。これはここ数十年で分かってきたことです。

 

日本に人類がたどり着いたのは約4万年前。オーストラリア、ハワイ諸島にたどり着いたのは約1,000年前。世界史というのは人類の旅の歴史でもあり、また歴史とは、差別の歴史、差別との戦いの歴史でもあります。これは宗教の歴史と同じですねえ。

 

移動した人類が定着した土地では、文明が起きてきました。四大文明。エジプト、メソポタミア、インダス、黄河。すべて大河の近くで生まれました。なぜなら生きるためには水が必要だったから。戦争は水が確保できる場所の争奪戦だったのです。最初の戦争がなぜ起きたのか!はこういうところから読み解くと非常におもしろいですよね。

 

例えばみなさんは、なぜ1年が365日かしっていますか?これはエジプト文明から来ています。毎年決まった時期に増水が始まり、これが文明を誕生させました。増水の日を元旦として、1年365日の太陽暦がつくられたのです。歴史を紐解いていくと現代の日常とものすごく密着していきます。

 

メソポタミア文明は、meso中間、potam川、という意味。川の間の地域。ここではハンムラビ法典がつくられ、争いをおさめました。社会を抑える為、契約をしたんですね。その日時が分かりやすいように、月の満ち欠けで1年を12ヶ月にする太陽暦を定め、1日を24時間にしたのです。

 

ユーラシア大陸に各文明が登場すると、やがて世界史は帝国の時代に入ります。これは馬の登場で、運搬、農耕、戦闘と多くの事が出来るようになったのが大きいです。現代のイランは、かつて巨大な帝国を作ったペルシア人の末裔の国である。そこにプライドがありますよね。

 

新たな宗教が広がるきっかけは、社会に不満が高まっているときです。これが世界史のセオリー。イスラム教は商人から生まれた宗教。イスラムとは、神への帰依という意味。世界には約16億人のイスラム教徒がいる。数十年後にはキリスト教徒を抜き、世界一になる予測がされています。

 

歴史を学ぶとき、希望で見てはいけない、と著者は言います。他地域の人は、自分たちをどう考えているか?を学ぶこと。中国が現在の大きさに確定したのは、清の時代から。日本も今の領土になったのは、明治以降。その前は国として同じではなかったと。

 

国家とは何か。最初の国は、約1万年前に誕生した。
現在、世界には200カ国近くある。大きく分けると、王国と共和国の2つ。王国の代表者は王様、共和国の代表者は大統領。世界史は、戦争の歴史でもある。戦争がない時代の方が珍しい。戦争は、勝ち負けに関わらず世界を再編していく。

 

読書くんが思うに、戦争は必要悪なんだろうなと。メリットを受ける人が結果的に多い。この必要悪に変わる、より優しい必要悪が出てくるといいなと、ふと思いました。自分を、世界を考えるきっかけとしてぜひ手にとって見て下さい。ではではー