【ビジネス全般】GAFA〜四騎士が創り変えた世界〜 スコット・ギャロウェイ

こんにちは、読書くんです。今回は時代の申し子「GAFA」についての一冊。

 

the four GAFA 四騎士が創り変えた世界

the four GAFA 四騎士が創り変えた世界

 

 

【ルールを理解し風呂敷を広げ失敗し続けられる力】

GAFAとはGoogle、Apple、Facebook、Amazonの頭文字を取って作られた造語です。今や日本に住んでいる我々でも、彼らのサービスを使わない日はないですよね(Appleはそうでもないけど)。

 

著者のスコット・ギャロウェイ氏は、数社の起業経験を持ち、その全てにおいてGAFAに叩きのめされている。まさにGAFAにより破滅に追いやられた先駆者であるw 最終的には大学教授というポストに収まることで事なきを経ており、今ではGAFAについて語らせたら右に出るものはいないのではないかという執拗さで彼らのことを調査し続けている。

 

本書はGAFAのビジネスについての事実と考察がバランスよく解説されている良書である。また各社のことを綺麗にディスる言葉の数々はとても素敵だ笑(特にApple製品を「神」と「セックry」に近づくためのぜいたく品と称しているのはユーモアの塊だと思う)。

 

まあ今回は特に面白かったAmazonについて。ジェフ・ベゾスの講演についての言葉。雇用破壊と社会についての意見を求められたときに、彼はいわゆるベーシックインカム的な制度を提案し、全ての国民の生活を守るべきだと発言。下々のことを考えることのできる人物だったのかと聴衆が感心するなか、著者は全く違った視点を持っていました。

 

「いやいや、Amazonの倉庫の写真を展開しなよ」と。

なぜならAmazonの倉庫では、働いている「人」がほとんどいない。そこにあるのは、買収したロボットメーカーにより作られた「ロボット」で占拠されているのであると。つまりAmazonは自分がもたらす雇用破壊について予見しており、そのために社会保障で手を打たないとゆくゆく火の粉が自分に振ってくることを知っているだけなんですよね。

 

Amazonは今後様々な業界の古株たちを破滅に導いていきます。小売、食品、物流etc…我々の情報収集が追いつかないほどの数の挑戦と失敗を繰り返しながら、特大ホームランを打っていく。そして全てのデータはAmazonに集約されていくでしょう。

 

著者の「ジェフ、そろそろ本当のビジョンを教えてくれ。」はしびれましたね笑

保有する資本とデータ量で一体全体どこまで突き進むのか、先が見えません。そして読書くんが思うに、もはや今後の世界はGAFAが目をつけるであろう業界で起業して、彼らに買われることで一財産作るしか道はないんじゃないかと思うわけです。GAFAに優秀な人材として雇われ続けるほどの能力を持つことのほうが難しいんじゃないかな笑 ではではー